映画「余命10年」のキャストが、発表されました。
難病を患った主人公を演じるのは、実力派女優の小松菜奈さんです。
実は余命10年の作者である、小坂流加さんは残念ながら病気で既になくなっています。
この記事では、作者の患った難病の病名は何か・作品の主人公の茉莉も同じ病気の設定なのか、お届けしていきます。
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目次
余命10年の作者・小坂流加の病名は「原発性肺高血圧症」
「余命10年」の作者である小坂流加さんの病名は「原発性肺高血圧庄」だったと言われています。
私は、この病名を初めて聞きました。どんな病気なのかどんな症状が出る病気なのでしょうか。
「原発性肺高血圧庄」とはどんな病気?
原発性肺高血圧庄とは・・・・
肺動脈の血圧が高くなる病気です。
肺高血圧になると右心室に負担がかかることで、血行動態(心臓が送り出す血液の量とその流れ方)のバランスが崩れてしまい、様々な症状がでてきます。
引用:Medical Note
この病気は、原因は明らかになっておらず、難病指定されています。
男性より、20代〜40歳代までの女性に多くみられる病気です。
「原発性肺高血圧庄」の症状はなに?
体動時に息切れ、疲れやすい、めまい(時に失神)、胸痛などの症状がありました。
階段の上り下りや少しの歩行運動などの軽いものでも症状が現れ、立ちくらみや顔・足のむくみなども生じることがあります。

出典元:オフィシャルサイト
病状が進行すると、呼吸困難、胸痛、失神や咳、喘鳴(ひゅうひゅうという呼吸音)などの症状もでてくるそうです。

余命10年の作者・小坂流加と主人公茉莉は同じ病気の設定?
さて、「余命10年」はフィクション映画となっていますが、主人公の茉莉の病気は作者・小坂流加さんと同じ病気なのでは?
と、気になっている方が多かったようです。

出典元:FASION PRESS
結論から言いますと、内容から見ても作者・小坂流加さんは主人公に自身と同じ病気の設定をしていたと思います。
あくまで「余命10年」はフィクションでありながら、事実とリンクしている部分も大いにありました。

茉莉にはモデルが存在する。それが著者でもあると言われています。
本の中でも、作者の小坂流加さんが患ったというわれる、「原発性肺高血圧庄」に類似している表現がでてきていました。
- 臓器名と症状で組み合わされた漢字八文字の病名
- 特定疾患に指定されている
- 遺伝性の症例もある
などが文中にありましたが、これらが「原発性肺高血圧庄」と被っているようにも捉えられます。
実際は、茉莉の病名は述べられていませんでしたが、作者・小坂流加さんは主人公に同じ病気を設定していたかもしれませんね。
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余命10年の作者・小坂流加について世間の反応まとめ
「余命10年」は作者・小坂流加さんの遺作であることに、最初は戸惑いました。
#余命10年
原作読んできました。
予備知識は主役のキャストお二人と、作者さんが逝去されてること。最後の二章、なみだが溢れました。どのくらいフィクションなのか分からないけど 病気を背負って書かれてたのなら 凄い精神力…と脱帽です。
— ぴよりん (@CYgdV63gQHUqIPY) October 2, 2021
小坂流加さんの『余命10年』がアマゾン日本文学ランキング2位らしい。3年くらい前に読みました。作者はこの作品が文庫版として世に出る前に病気で亡くなっているんですよね。意味深い作品です。映画にもなったし、凄いですね。話題作だ。
— Aoi Lia (@lia_aoi2015) September 22, 2021
作者の小坂流加さん余命10年書いてる時に病気で亡くなってしまって、茉莉と重なってるかもって知った時は感動増した
— ゆうな (@ua___359_) September 22, 2021
今回の映画化で、作者・小坂流加さんは天国で喜んでいるのではないでしょうか。
とても複雑な気持ちですが、病床の中書き上げたこの作品は、とても感慨深いですね。